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2025/10/8
若者の未来をアップグレードする ――yuth社の学習アプリサービスを支えた伴走型開発事例

就職や転職活動、資格取得を目指す方を支援するスマートフォン向けアプリの開発・運用を行う株式会社yuth。最初のアプリリリースからすでに10年近くが経ち、サービスの成長に伴いアプリ刷新の実施が決定。開発パートナーとして、株式会社Lumosを選定いただきました。今回は、株式会社yuth代表の平野様に、事業内容から本開発の裏側にあるストーリーまでお話を伺いました。
始まりは学生時代からの活動、「若者が時間やお金の制約に縛られない支援」を届けることがミッション
ーーまずは、事業内容について教えてください。
株式会社yuthは、主に20代〜30代の若者が時間や金銭的な制約に縛られず、自らの手でより良い未来を掴むための支援を行うことをミッションとしています。核となる事業は、就職・転職活動や資格取得を目指す方々に向けたスマートフォン学習アプリの開発・運営です。
社名は、「how to upgrade yourself」の頭文字を逆さにして並べた造語です。「自分自身をアップグレードする方法」を示し、主体的に未来を切り開いて欲しいという想いを込めました。

ーー創業のきっかけは?
きっかけは学生時代、友人たちと「何か楽しいこと、社会の役に立つことをしたい」という純粋な想いから、活動を始めたことでした。当時(2008年ごろ)は、まだガラケーの頃で、SNSで出資を募り、QRコードを活用して音楽を聞けるフリーペーパーの制作などをしていました。
転機になったのは、スマートフォンの急速な普及です。まだ学習アプリというジャンルが成熟していない中、チームのメンバーから「アプリなら、手軽で快適な学習体験を届けられるのでは」という声が上がり、資格対策アプリの開発に着手しました。
売上が立たなくても根気強くトライし続けた結果、サービスが成長
ーー最初のアプリはどのように開発したのですか?
自分たちには開発スキルがなかったので、クラウドソーシングサイト経由でアプリを作成できる人を探しました。資金も限られる中、幸運なことに安価で引き受けてくれる方と出会い、しっかり動くアプリを構築してくれました。このプログラマーの方は、その後10年近くにわたってサービスを支えてくれました。本当にありがたい出会いでした。
こうして、「乙四(危険物取扱者乙種第4類)」の資格対策ができるアプリを2016年頃リリースしました。
リリース後、初期の売上は広告収入のみで、1日1円くらいの売上。なかなか結果に繋がらない状況でした。しかし、もともと「面白いことをやりたい」というところがスタートにあったので、根気強く取り組み続けました。売上が上がらないからといって、途中で辞めなかったことは、すごく大きかったと思っています。
ーーその後、アプリはどのように成長していったのでしょうか。
徐々に口コミが広がったことで予想以上にダウンロードが伸びていき、ニーズの高さを確信しました。
この成功体験と、私たち自身が学生時代の仲間で事業を始めたという背景が重なり、「もっと多くの、前向きな学生の力になりたい」という想いが一層強くなりました。そうして生まれたのが、現在主力となっている就活生向けのSPIや時事問題対策アプリです。
結果として、非常に多くの学生の皆様にご利用いただけるサービスへと成長しました。学生時代「とにかく楽しくて、社会に役立つことをしたい」とスタートした活動が、ここまで実を結んだことはすごく感慨深かったですね。
浮上していた課題を解決するために開発支援の依頼を決意

ーーでは、今回Lumos Techに開発支援を依頼いただいた背景を教えて下さい。
サービスが急拡大していく中で、いくつかの問題にぶつかっていました。まずは、ユーザー体験(UI/UX)を向上させなければならない、という点です。ユーザーが増えれば増えるほど、「もっと使いやすく、快適に学習できる環境を提供したい」という想いが強くなっていきました。
しかし同時期に、リリース以来ずっと共に開発をしてくださっていたプログラマーが、一身上の都合でチームから離れることに。開発ができるメンバーが不在となってしまいました。
さらに、それまで利用していたサーバーが、近い将来利用できなくなる問題や、iOSとAndroidを別々に開発していたため運用負荷が高いという課題も抱えていました。
複数の問題が重なり、心理的ストレスも徐々に大きくなる中で、運用体制含めてアプリ開発をサポートしてくれるパートナーを探すことになりました。
ーーご依頼にあたって、重視していたポイントはありますか?
当初重視していたのは、高い技術力があること、そして私たちのチームに寄り添ってくれる伴走力でした。
私たちは開発のプロではないので、自分たちの企画意図を汲み取り、「どうすれば技術的に実現できるか」を開発プロの視点から提案してくれること。また、言われたものをただ作るのではなく、「より良い形にするために」リードしてくれる存在を期待していました。
そんな中、知人の紹介を通して、Lumosの皆さんに支援をお願いする運びとなりました。
技術力と伴走力が活かされた、二人三脚のような開発支援

ーー実際の支援はいかがでしたか?
支援を振り返ると、プログラミングの専門家ではない我々の意図を、驚くほど正確に汲み取っていただきました。
私たちの想いや企画の背景を丁寧にヒアリングし、「技術的にはこうすれば実現できます」「こちらの方法なら、このようなメリットもあります」と複数の選択肢を分かりやすく提示してくださったので、安心して意思決定ができました。
依頼内容自体も、豊富に時間がある中というよりは、明確にデッドラインがある切羽詰まった状況でしたが、無事期間内にリリースいただけました。
まさに「伴走者」として、期待を超える仕事をしていただいたと感じています。同じチームの一員として二人三脚でゴールを目指してくれる心強い存在でした。
ーー今後の支援について、期待する点があれば教えて下さい。
Lumosの皆さんは、開発領域に留まらず、今や私たちのサービスのポテンシャルを最大限引き出してくれる戦略パートナーのような存在だと感じています。
今後弊社としては、適性検査の学習領域においてNo.1を目指したいと思っています。既存サービスの問題拡充・機能強化はもちろん、ターゲットのユーザー確保と満足度向上に挑戦し続けていくことが肝です。
そのためにはアプリ以外の選択肢も視野に入れ、様々な媒体やプラットフォームでサービスをグロースさせたいと思っています。こういったチャレンジ領域においても、Lumosの皆さんが持つ技術力と伴走力を頼りにしていきたいです。
同じ目線を向いてくれる伴走者を見つけることは、会社の未来を作る一手になる
ーー最後に、これからこういった開発支援を検討している企業に向けてメッセージをお願いします。
「サービスを成長させたい、でも開発リソースが足りない」といった、弊社と同じ課題を抱える企業は多いと思います。大切なのは、自社のサービスへの想いを理解し、その実現に向けて同じ方向を向いてくれる開発パートナーを見つけることです。
信頼できる外部パートナーの力を借りることで、事業のスピードは格段に上がります。「伴走者」を見つけることは、会社の未来にとって、効果的な一手になるはずです。もし現在、社内の開発体制にお悩みなら、ぜひ一度相談してみることをお勧めします。
学生時代の活動から始まり、結果が出なくとも根気強く取り組み続けることで、多くの方に利用されるアプリへと成長。そんなアプリを運営する中で浮かんできた複数の課題に対して、“若者に主体的に未来を切り開いて欲しい”という想いを軸に、伴走型で取り組んだ株式会社yuthの開発支援事例でした。今後も本サービスの挑戦に携われること、とてもうれしく思います。平野様、ありがとうございました!